iPS細胞の培養と検査

iPS細胞では日本屈指のiPSアカデミアジャパンは多数の特許を取得していますよね。京都大学だけではなく、海外からもiPS細胞関連技術に関連する特許、再実施権付実施許諾を受付けているようです。特許出願件数2015年の段階では約390件(約115ファミリー)あり、そのうち約135件が特許権として成立しています(日本、欧米含む)。素晴らしいと思います。特許出願の導入元としてはAIST、大阪大学、岐阜大学、京都府立医科大学、JBiC、聖マリアンナ医科大学、名古屋市立大学、Accellta Ltd.、Auckland UniServices Limited、Axiogenesis AG、Exploit Technologies Pte Ltdといった医療機関があるようです。

iPSアカデミアジャパンにおける、iPS細胞の培養についてですがフィーダーフリー培養という方法が注目されています。これはフィーダー細胞を用いずにiPS細胞を培養するメソッドです。iPS細胞は最初、オンフィーダー培養で培養されるのですが、再生医療に応用するためにはフィーダー細胞を用いないほうがリスクが少ないです。つまり動物由来成分は用いないほうが望ましいのですね。今、iPS細胞の培養はフィーダーフリー培養が世界のメインストリームになっています。

次にiPS細胞の検査について述べます。iPS細胞は多能性幹細胞と世間一般では呼ばれています。つまり身体のあらゆる細胞に変化する多様性、つまり能力を持つ細胞の一つです。iPS細胞は、「未分化マーカー」と呼ばれるタンパク質を持っていますので、多種多様な方法で未分化マーカーをチェックし、iPS細胞の存在を検証します。ただし、iPS細胞を増殖させていくと、稀ではありますけど、染色体に異常が発生することがあるので、iPS細胞に染色体異常の在不在を核型解析で確認することが大切です。